マイナスドライブ

人は生れた瞬間、すでに小さな「死」をはらんでいる。「正(生)」へのベクトルと同時に、「負」へのベクトルを持つ。普段の生活では「正」こそをよしとするが、むしろ「負」にこそ、揺るぎない人の本質があるのではないか。エゴイスティツクな欲や、内側にある暴力性、「毒」や「死」に対する恐れと憧れ。こうした意識を「負」と総じ、それらを認めたいと思っている。
「負」を探ることで自分を明らかにし、人の深淵に触れられるのではと考え、その「負」を形にすることを目指している。